寒くなると起こりやすくなる静電気、ドアノブや車のドアに触ったりセーターを脱ぐとき「バチッ」と思いの外痛いんだよね、心臓にも悪そうだし、そこでお手軽な静電気防止策を紹介したいと思います。
静電気のメカニズム
物体にはプラスとマイナスの電気を保持していて摩擦など力が加わると移動しやすいマイナスの電気が移動してバランスが崩れどっちかが多くなる、この状態が「帯電」という。
すると、余ったプラス電気がマイナス電気と結合しようとして電気が流れ、これが静電気という放電現象です。人体は服の摩擦でプラスの帯電が起こりやすく、ドアノブなど金属はマイナス電気と触った瞬間に結合が起こり、一気に電気が流れるからです。
湿度の高い時期は、空気中の水分を介して放電していたので、体に貯まる電気が少なく「バチッ」までは行かなかったけれど、冬は空気中の水分が少ないので体に電気が溜まりやすく、金属に触れたりしたら一気に電気が流れ「バチッ」となるわけです。
お手軽静電気対策その1
ドアノブを触る前に付近の壁を触る
ドアノブを触る前に金属以外の、電気をゆっくり通すコンクリートや木、土の壁に触って放電させてからドアノブに触ると静電気が起こりにくい。金属やプラスチックでは効果がありません。
お手軽静電気対策その2
金属を持って金属に触る
鍵などを握る事で、放電先が指から鍵に移るので痛みを感じにくくなる車では降りる際ドアを開けたらフレームの金属を触ってシートから立ち上がると静電気が起きにくいです。
お手軽静電気対策その3
服の素材の組み合わせに注意する
寒い時期あったかインナーやフリースの、化学繊維の重ね着で静電気が貯まりやすいですね。素材によって、プラスの電気を貯めやすい物と、マイナスの電気を貯めやすい物があり、プラス素材とマイナス素材を重ね着すると静電気が起こりやすいので、できるだけ同じ極性の素材で重ね着したいところですね。
例えば、プラス素材ではウールとナイロン、マイナス素材ではポリエステルとアクリルなどで重ね着すると静電気」が起きにくいです。
お手軽静電気対策その4
静電気防止スプレーを使う
スプレーの成分の界面活性剤が空気中の水分を引き付けてその水分で放電するため静電気が起こりにくくなります。効果は2~3時間なので、帯電してきたな!と感じたらスプレーをかける必要がある。
静電気防止スプレーは家にある物で作る事ができます。
材料は柔軟剤かリンス、空いたスプレーボトルにリンスを5滴に水100㏄入れて良く混ぜる。匂いや色が気になる場合はドラックストアで購入できる、天然由来成分のグリセリンでも出来ます。グリセリンの場合は5㏄ぐらい
まとめ
静電気除去グッズの、ブレスレットやキーホルダー玉石混交でこれといった物は見つからなかったけど、あまり安い物はやめておいた方が良いかも。
個人差があり、これで絶対静電気が発生しないとはいえませんが、酷い時は心臓が止まるかと思うくらいの「バチッ」を回避できればと思います。
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